アイランドシティ生涯すこやかタウン協議会

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福岡ACAP2010 

福岡ACAP2010 
2010/10/29~10/31

【日 程】  平成22年10月29日(金)-10月31日(日)
【主会場】  福岡大学キャンパス
【主 催】  福岡ACAP 2010実行委員会 ( NPO法人アジアン・エイジング・ビジネスセンター、福岡市、地下鉄七隈線沿線三大学連絡協議会(中村学園大学・福岡大学・福岡歯科大学)、西日本新聞社、西日本鉄道、福岡商工会議所 )
【共 催】  福岡市  福岡大学  中村学園大学  福岡歯科大学  日本赤十字九州国際看護大学  麻生専門学校グループ  ハワイ大学保健学部  カピオラニ・コミュニティカレッジ(ハワイ)  高神大学(韓国) Research Institute Science of Better Living for The Elderly (RISBLE)(韓国)  Center for Ageing Studies Universitas Indonesia(CASUI) (インドネシア)  National Commission For Older Persons The Republic of Indonesia (インドネシア)  日本老年社会学会  日本認知症ケア学会
【後 援】  福岡県  北九州市  笹川平和財団

福岡ACAP2010実行委員会委員長 挨拶

東アジアでは猛烈な勢いで高齢化が進んでいます。介護を行う若い人々はアジア太平洋地域を国境を越えて移動しています。また、退職者の中には限られた収入の有効活用を考え、別の地域に移り住もうとする人々もいます。 

高齢化問題は国内的な問題として取り扱われていますが、同時にグローバルな問題でもあります。それゆえ、他の国々や地域との比較調整を図ることにより、この問題に関するより良い解決策を見いだすことができると考えます。高齢化に関する国家間・地域間の共同研究が必要な所以です。また、高齢者に優しいプログラムや政策を実現していくためには、高齢者自身の参加が不可欠です。

私たちはこのような考え方を指してアクティブ・エイジングと呼んでいます。 私たちは、高齢者自身の参加によって、地域を越えて支え合う高齢者に優しいコミュニティづくりを構想しています。 この構想は、アジア太平洋地域におけるアクティブ・エイジング活動の支援者のネットワーク、「アジア太平洋アクティブ・エイジング会議(ACAP)」が推進しているものです。

今、私たちは国際シンポジウム「福岡ACAP2010」の開催にむけて準備を進めています。福岡市は、2005年に最初にACAPを開催した都市であり、再度福岡で国際シンポジウムを開催できることをうれしく思っています。福岡市では、現在「ふくおか健康未来都市構想」を推進しています。 ACAP、福岡市、NPO法人AABC及び他の主催者を代表して、皆様をこのシンポジウムにご招待いたします。 福岡ACAP2010「いくつになっても元気ったい!~ときめくまちをつくる法~」にぜひご参加ください!

小川 全夫
福岡ACAP2010実行委員会委員長
2005福岡ACAP 議長
NPO法人AABC理事
九州大学 名誉教授
熊本学園大学 教授 


ACAP代表 挨拶

アロハ! 

ハワイ大学のキャサリン・ブラウンです。
私が代表を務めるアジア太平洋アクティブ・エイジング会議(the Active Aging Consortium Asia Pacific :ACAP)の活動をご紹介します。

ACAPは、アジア太平洋地域の老年学者、政策立案者、プログラム開発者によるネットワークです。
私たちは、エイジングへの関心の喚起と、高齢化へ備えようとする地域への支援活動を行っています。
私たちの活動は、2002年マドリッドで開催された「第2回・高齢化に関する世界会議」におけるアクティブ・エイジングのためのWHO政策フレームワークに基づいています。それは、「参加」「健康」「安全」という3つの柱から成り立っています。

高齢者がアクティブに活動できる社会を築くためには、

1 人と家族は老後に備えるとともに、長い人生を過ごすための工夫に積極的に取り組む必要があります。
2 社会政策は、健康増進に関する選択を容易にし、また高齢者に優しい環境を築くことを支援するものでなければなりません。
3 社会規範は、高齢者の就労、教育、ボランティア活動、家族生活を支援し、その活動に報いるものとなるよう変化していかなければなりません。

私たちは、すべての人は年齢に関係なく、できるかぎり生産的であるよう元気づけられ、支援されるべきと考えます。高齢化が進む社会においては、それ以外の道はないのです。
ACAPの使命を果たすため、アジア太平洋地域において、アクティブ・エイジングに関する研究、政策アイディア、最良実践などを学び会う場を提供しています。
それを通じて、

1 アジア太平洋の各地域において、アクティブ・エイジングへの関心を喚起している老年学者を支援しています。
2 ウェブサイトや国際会議を通して、アクティブ・エイジングに関する国際的な知恵と情報の交換に貢献しています。

ACAPのWEBサイトにアクセスいただければ、私たちの活動を詳しく知ることができます。
この秋、福岡市で開催される「福岡ACAP2010」への皆様の参加をお待ちしております。

 

キャサリン・ブラウン
アジア太平洋アクティブ・エイジング会議(ACAP)代表
ハワイ大学公衆衛生学教授


個人、家族、地域、社会政策との関わりからみたアクティブ・エイジングのためのACAPのテーマ

プログラム

10月29日(金)    会場:ソラリア西鉄ホテル 8階 

10月30日(土)    会場:福岡大学キャンパス
 ●記念式典・基調講演(市民公開)  831教室

時  間  次  第 内 容
9:00- 参加受付 (8号館エントランスブース)
10:00 開会宣言 小川 全夫 福岡ACAP2010実行委員会委員長
挨拶・祝辞 吉田 宏 福岡市長 他
歓迎アトラクション 福岡市民
11:00 基調講演 キャサリン・ブラウン ACAP代表・ハワイ大学教授
ジョセフ・トロイシ 国連国際高齢化研究センター所長
車 興奉 2013世界老年学会会長・元韓国厚生大臣
南 銀祐 WHO西太平洋地区臨時顧問・延世大学教授
12:00 ランチタイム (第一食堂・第二食堂)

●市民公開シンポジウム   AB01教室

時  間 次 第 内  容  (日英同時通訳あり)
13:00 シンポジウム1 「いくつになっても健やかなまち」
~高齢者がいきいきと元気に暮らせるための方策~
パネリスト キャサリン・ブラウン ACAP代表・ハワイ大学教授(米)
井崎 進 福岡市保健福祉局長(日)
李 誠國 慶北大学校保健大学院教授(韓)
マリアン・ツァオ ツァオ財団代表(シンガポール)
(ご欠席:10/26修正)
ネイサン・ビジアリングン准教授(マレーシア)
14:30 休憩
14:45 シンポジウム2 「大学の地域貢献と健康都市づくりをめぐって」
~健康都市づくりを進めるための大学の取り組み~
パネリスト 南 銀祐 延世大学教授(韓)
吉岡 慶子 中村学園大学教授(日)
国武 和子 福岡大学医学部教授(日) 
内藤 徹 福岡歯科大学准教授 (日)
16:30 終了    

●専門シンポジウム   A401教室

時  間 次 第 内  容  (日英同時通訳あり)
13:00 シンポジウム3 「いくつになっても住みよいまち」
~Aging in Place実現にむけた新たな社会技術開発構想~
パネリスト 秋山 弘子 東京大学特任教授(日)
トリブディ・マハラジョ インドネシア大学教授(尼)
韓 東希 釜山市健康家庭支援センター所長(韓)
カレン・ハヤシダ カピオラニ・コミュニティカレッジ教授(米)
14:30 休憩
14:45 シンポジウム4 「いくつになっても安らかなまち」
~高齢社会を支えるマンパワー確保と保護の取り組み~
パネリスト 安立 清史 九州大学大学院教授(日) 
ロイス・グリーンウッド コンサルタント(米)
鮮 于悳 韓国保健社会研究院(韓)
包 敏 広島国際大学准教授 (中)
16:30 終了    

10月31日(日)      会場:福岡大学キャンパス

●専門家ワークショップ   文系センター棟会議室

時  間  次 第 内  容
9:00 ワークショップ ① 新しい百寿者研究
② 高齢者とICT
③ 介護の支援
④ 地域のアクティブエイジング
⑤ 国境を越えての高齢者ケアのシェアリング
11:30 閉会式 大会宣言の発表・採択
12:00 終了

 


開催結果(速報値)

参加者

延べ692人(国外 延376人)

参加国

9カ国(日本、韓国、中国、インドネシア、シンガポール、マレーシア、アメリカ、マルタ、モンゴル)


福岡ACAP2010宣言

アジア太平洋地域の急速な人口高齢化に鑑み、われわれは新たな社会システム-そこでは、高齢者に優しい地域において、全ての世代が学び、貢献し、互いに支え合う機会が積極的に提供され、年齢差別の解消が進んでいる-の理解を深めなければならない。

第5回福岡ACAP2010の参加者は、基調講演、4つのシンポジウム、ポスターセッション及び5つのワークショップを通じて、調査システム、高齢者に優しい地域社会、社会政策、健康づくり及び介護に関する最良実践を分かち合い、そこで得られた知恵と技術をもって、この課題へ応答した。

この会議において、われわれは、アクティブエイジングに関する国内的な努力とともに、国際的な協働をステップアップさせることの必要性を再び認識した。高齢化の状況は国々によって異なるとはいえ、情報とアイディアを分かち合うことで、われわれはもっと多くのことを学ぶことができる。

この会議の総括として、われわれは次のように宣言する。

1 人口高齢化に関する統計は、知識と行動の基礎である。関係当局は、研究者や政策立案者が高齢化の状況を把握し、調和ある解決を図るための拠り所となるデータ整備を強化すべきである。

2 一生涯にわたる健康は、アクティブエイジングの基礎的要素である。関係当局は、教育・社会・医療・介護それぞれのシステムの中に、健康づくりと疾病予防を統合すべきである。

3 アクティブエイジングには社会参加が必要である。関係当局は、年齢差別の解消、ユニバーザルデザイン推進、及びすべての世代の市民生活・教育・文化・経済・社会における包摂を支援する社会啓発活動と社会政策を推進すべきである。

4 アクティブエイジングには安心安全な環境が不可欠である。関係当局は、高齢者に優しい地域社会や経済システムを促進し、官民による介護人材の訓練や資格取得を支援すべきである。

5 福岡市はアジアの玄関口として、アクティブエイジングに関する知識と最良実践の世界的交流のリーダーとなるべきである。

2010年10月31日
アジア太平洋アクティブエイジング会議2010 参加者一同

福岡ACAP2010宣言.pdf